デザインびいき

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デザイン思想・思考を軸に、ビジネス・プランニング・エンジニアリングへのダイブ

デザイン思想・思考のフレームワークのようなユーザー工学講義が勉強になる。

デザイン思想・思考を軸にビジネス・プランニング・エンジニアリングへのダイブを試みるブログ、デザインびいき。今日は黒須教授のユーザー工学講義についての雑感。

黒須正明教授について – U-Site

黒須教授のユーザ工学講義 – U-Site

ユーザー工学講義の中でも僕が特に面白いというか、明日の仕事から役立ちそうだなあと思ったのは以下の3つ。

 

u-site.jp

・IA/Infomation Architectureの構造が体型化されているのはとてもわかりやすい

・目標をふまえた4つの構造(概念、論理、言語、視覚)をフレームワークとし言語化する事で、サイトの骨格が出来上がるなあ

・論理構造の「ナビゲーション迷子問題」まさに前職で経験したというか、苦肉の策を第一歩と信じて作ったけども、やっぱ難しい問題だなあ…

ユーザ側からすると「せっかく慣れてきたのに勝手に変えやがって」となるような改変…

さらに、社内の既存数値を失う恐れとの戦いもあるからなあw。

 

僕はこれまでも自分自身の頭の中では、それなりにこんな事を考えてデザインして来たとは思うけれども、明確に体系化・言語化・見える化してきた訳ではないので、時にはどれかが抜けて、アウトプットや作業工程・進ちょくスピードにムラが出たり、あるいは足りない部分後付けしていった事で微妙なズレが生じたり、はたまた現場デザイナーに引き継ぎがしっかり出来ずに、意図とは違うデザイン作業をさせてしまったり…という事は当然あったろうなあと。もっとうまくできただろうなあと。

 

 

u-site.jp

design thinkingは「デザインにおける思考法」とか「デザインにおける考え方」ということになり…(中略)さて、今からでも遅くない。「デザインにおける思考法」という訳語を使うようにしようではないか。考える主体を重視するなら「デザイナー的思考法」でもいいだろう。ともかく「デザイン思考」では訳がわからない。

これしっくりくるなあw。

 

 

u-site.jp

ユーザビリティは製品品質に属し、UXは利用品質と関係している。

・UXには客観的品質特性と主観的品質特性が共に関係している。

・UXは長期間にわたる経験である。

スッキリするなあ。素晴らしいなあ。

そして、UXに時間軸の概念が入ってるのはちょっと目からウロコというか、僕は考えた事もありませんでした。その瞬間、瞬間というUXは意識しているつもりでしたが、継続的な時間、使い続ける先の時間…という概念は、完全に抜け落ちてました。新しい気づきと共にまだまだだなあと。

 

ちょっとずれますが、デザイン思想研究所がヤフーで行った2014年のセミナー動画があるのですが、その中のユーザーテストの話で、「ヤフオクだったら、1日に200件upするようなヘビーヘビーユーザーにインタビューするといいよ」って言ってて、そうすると「ほんのちょっとの事だけど、ココ改善するだけでup作業スゴい楽になる…みたいなものがみつかるかもよ」って言ってて、なるほどなあって思ったんですが、これも、言ってみれば継続的な時間軸の概念ですよね。

 

 

ちなみに、ユーザー工学講義ではありませんが、コレもすごく勉強になります。

web-tan.forum.impressrd.jp

 

こうしてちょっと勉強するだけで、自分自身のアウトプットがさらに強固になりそうな、自信が持てそうな、もうちょっと良い仕事ができそうな気になるのでw、もっと勉強したいなあと思うわけですけど(時々ね)、

デザイナーになった後、さらに働きながらデザインの本質を学んでいくって、一体どうすればいいのですかね?デザイン×大学院とかでググっても日本には数えるほどしか無いし、RCAロイヤル・カレッジ・オブ・アート)行く前にレアジョブだろうしなあw…、デザインやエンジニアリングを学問として学びたいのだけどなあ…。

 

ちなみに僕は最初、「デザインの勉強をもっとしたい」と思って調べていくうちに、人間中心設計(HCD/Human Centered Design)という概念に出会いました。だけどHCDは、僕の印象としては、デザイナーがデザインを勉強するというよりも、どっちかというと、非デザイナー・非デザイン業界への「デザインの啓蒙活動」が主体のように見えたので僕にはちょっと違うなあと(フリーランスの頃入っていたJAGDAでも同じことを感じたのですが…)。僕はもっと単純にデザインの勉強をしたかったので、さらに調べていく中で、黒須教授のユーザー工学講義にたどりつきました。だけど欲しいものは人それぞれだと思うので、デザイン思想・思考の周辺を学ぶのに、HCD、d.school、デザイン思考研究所なども、合わせて調べてみると良いかもしれません。