デザインびいき

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デザイン思想・思考を軸に、ビジネス・プランニング・エンジニアリングへのダイブ

『デザイン・イノベーションの振り子』を読んでの雑感。

デザイン思想・思考を軸にビジネス・プランニング・エンジニアリングへのダイブを試みるブログ、デザインびいき。今日は最近何度となく読み返しているTakramの書籍『デザイン・イノベーションの振り子』についての雑感。

 

本の中で面白いなあと思ったのは、産業の歴史をこんな風にくくっていた事

・ハードウェアの時代

・〃+エレクトロニクス(電子制御)の時代〜日本が得意

・〃+〃+ソフトウェア(パソコン)の時代〜WindowsOS

・〃+〃+〃+ネットワーク+サービスの時代〜GoogleAmazon、Yahoo、Facebook

本にはここまでが書かれていましたが、最近のTakram Podcastでは、次に「+データ」の時代が来るような話をしてましたね…。そのための分析・解析手段としてのデータビジュアライゼーションだとか、そこから何をどう抽出するのか?という意味でのデータサイエンティストとか…

社会や産業という、一見ちょっと自分の手に負えそうに無いようなものでさえ、ちゃんと歴史を踏まえて目を凝らせば、捉える方法はあるよ…という事を今回学べて良かったなあと。すごくわかりやすいし、先を見据える上で迷子になりにくいというか、価値の判断基準の指針みたいな軸を持ちやすいですね。

A地点からB地点に向かう道中の今どこにいるのか?あるいはどの辺で迷っているのか?というのは、B地点の方角を感覚的にでも認識していないと、焦ったり、自分自身を疑ってしまったり…で、うまく行きにくくしてしまったりしますものね。

 

あと面白かったのは

・(産業革命以降の仕事最適化の先で)今、どんな問題に直面しているのか?

・それを打壊する方法論としての越境性・超越性を持ったデザイン・エンジニアリングでの振り子

・振り子の3つのメソッド「プロトタイピング、ストーリー・ウィービング、プロブレム・リフレーミング

詳しくはぜひ本を読んでほしいのですが、Takramがちゃんと言葉を定義して仕事を体系化しているってのがすごく良いなと。彼ら自身の仕事の価値や差別化・見える化になる事はもちろん、それを体系化する事で、属人的あるいは繁忙期などのムラが最小化されたり、多様性あるアプローチ手法による問題解決の確率アップがはかられたり、更には過去事例にインスパイアされ思いもよらない着地点を見出したり…などなど。

アプローチを体系化する事で、仕事をすればする程メソッドは強くしなやかに、時にはメソッドすらイノベーションが起きるのかも…。
 

エンジニアリングについて、もう少し学ばなければな…と思い、色々な情報を追いかけている内に良い本に出会いました。本を読んで、Podcast聞いて、インタビュー記事読みまくると、かなり理解が進むかと思います。おすすめです。